定期診察(治療後8年9ヶ月 )
放射線治療終了後8年9ヶ月が経過、定期診察に行ってきました。
PSAは今でも順調に降下を続けています。
0.01を下回ると測定感度以下となり、それが2回続いたらもう再発はなく、治癒したということになるとの説明でした。
PSAは、半年前よりも0.005ng/mL下がって0.016。
長期で見ても明らかな下降傾向となっています。
しかし(がんとは別問題ですが)テストステロンは4年前から下降傾向となっているのがちょっとサビシイ…(^^;)
(正常範囲であり、贅沢な話です)
●前立腺癌治療後 “治癒した” と判定される基準(診察の際にも説明をいただきました)
解説)前立腺癌の治癒判定について(岡本医師のHPより/抜粋)
・全摘手術…PSA>0.2ng/ml
前立腺と共にがん組織が完全に除去できていることが治癒の条件なのでPSAが測定感度以下であることになる。
実臨床の現場でもこの基準は使われており合理的な判定基準だと思われる。
・放射線治療…PSA>2.0ng/ml
再発基準であるPSA値2.0ng/mlは何ら生物学的・病理学的根拠はなく、“治癒した” と判定される判定基準が存在しない。
例えば放射線治療後にPSA=1.8ng/mlなら非再発と判定されるが、臨床的には再発と判断すべき。
つまり”非再発と判定されること”と “治癒した状態”はまったく別物ということ。
岡本メソッドでの高線量での小線源治療、(中間リスクでBED=200Gy、 高リスクや超高リスクでは220Gy)で治療した場合、PSAが100ng/mlを超える場合でも8~10年の観察期間で隠れた転移がなければ、ほとんどPSA値は測定感度以下まで低下する。
※私はBED=220Gy、約9年で測定感度ギリギリまで低下しました。(治療前PSA49)
岡本医師は小線源治療後の治癒判定は、PSA値が「測定感度以下まで低下すること」を確認することとしている。
PSAを出す細胞が体内から消失したことで合理的な判定基準といえる。経過年数ではない。
他のハイテク外部照射装置を用いてもBED が150~160Gy程度と照射線量 (BED)が低いため、長期間観察してもPSA値が測定感度以下になることはまずない。
詳細は下記を参照願います。
解説)前立腺癌の治癒判定について – 前立腺癌密封小線源治療
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