【2017年10月8日・岐阜県高山市/長野県松本市・標高3,025m】
30年ぶりの乗鞍岳です。
2日前に初冠雪がありましたが、この時期は紅葉も楽しみです。
乗鞍岳といえば通常は標高2,700mの畳平までバスで行き、頂上までは1時間半位で登頂可能ですが、今回はふもとの平湯温泉からスタートです。
そうなると北アルプスの標高3,000m越えの結構な登山となり、標高差は1,700m、コースタイムは片道9時間15分とたっぷりです。

スタートは平湯スキー場。
単調ですが、好天が望まれる朝は気持ちよいです~。
スキー場の草を食む羊さんは、朝からがんばっています。
しかしもうすぐ冬。この羊さんはさてどうなるのでしょう。
まさか…?
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スタート地点を望む。
我が愛車も見えます。
後ろは平湯峠への国道。

スキー場を1時間位で抜け、やっと登山道へ。

朝の陽ざしに映えるダケカンバの美林。

鏡のような水面の「白猿の池」。

笠が岳の勇姿。

焼岳もこの方向からだとイメージが違います。

笠が岳から抜け渡岳の稜線。

今日も雲海がすてきです。

草紅葉はきれいですが、今年の紅葉は台風の直撃のせいか今一つです。

乗鞍大権現まで来ると森林限界を超え、大展望が待っています。



槍ヶ岳が見えます。

奥穂と前穂、吊尾根も真正面です。
穂高もまた行きたいなあ~。

北アルプス大展望。

やっと目指す乗鞍岳の頂上「剣が峰」が見えてきました。
(写真一番奥の突起)
それにしても空が大きく明るいコースです。

ウラシマツツジがきれいで
す。

空も雲海も景色も植生もきれい。

ここで乗鞍スカイラインと一時的に合流。
マイカー規制で見事にがらがら。
自転車が1台走っています。

双六岳を思い出します~。
この辺りまでの登山者は視界の中に数名かゼロ。
静かな山歩きでした。

剣が峰まではまだ少しあります。 (写真の一番左)

県境です。

上の写真の反対側。
素敵な県境です。

肩の小屋を過ぎると、畳平までバスで来られた方が大勢。
そのため部分的に渋滞が始まります。さすがに3連休。



なんとか6時間50分で到着。ところが狭い剣が峰(頂上)の「惨状」は…。
あんき屋5:41→乗鞍権現社8:32~8:47→硫黄岳9:37→大黒岳10:54→富士見岳11:19→摩利支天分岐11:28→肩ノ小屋11:35→朝日岳12:11→蚕玉岳12:17→乗鞍岳頂上小屋12:23→乗鞍岳12:31→乗鞍岳頂上小屋12:40→蚕玉岳12:57→朝日岳13:02→肩ノ小屋13:28→摩利支天分岐13:37→不消ヶ池13:42→鶴ヶ池13:55→畳平13:59
登りのUP-DOWNも含めた累積標高は2,100mでした。
よく頑張りました\(^_^)/
日帰りのため、さすがに下山はバスを利用。
下山後に予定していた温泉の「ひらゆの森」は、3連休の大混雑で駐車場が満杯だったので、パスしました。
しかし畳平から頂上は渋滞するほどの人、人…。また狭い剣が峰頂上は写真を撮る人でいっぱい。あんな山頂は初めて見ましたが、早々に退散です。
久しぶりの3,000m峰の北アルプス。
好天に恵まれ、途中の硫黄岳周辺の広々とした空を感じる絶品のコース、数人しかいない静かな山歩きができました。
(山頂付近以外は…)
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