私の感染リスク?その2
がん患者の感染リスクとして放射線治療による白血球減少で免疫力低下となり感染しやすくなること、また放射線が治療すべき部位周辺の健康な部分にも当たってしまい、組織が弱り重症化することが岡江久美子さんの例で発覚しました。(私の感染リスク?その1)
次に日本放射線腫瘍学会からは、いや放射線治療による影響は小さいとのコメントがあったことを書きました。(放射線治療後の免疫力低下)
今回はイタリアからの情報で、ホルモン治療を行っていると感染しにくい、重傷化しにくいとのニュースが発表された件です。
イタリアから5月7日に発表された情報で、新型コロナウイルスの感染や症状悪化には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与しており、前立腺がん患者に行う「アンドロゲン遮断療法(ADT)=ホルモン治療」が感染予防や治療に役立つ可能性があるとのことです。
JIJI.COM
前立腺がんは男性ホルモンで増殖するため薬で抑えるADTが行われます。
イタリアのベネト州の前立腺がん患者で、ADTを行う患者は行っていない患者に比べ、新型コロナの感染率や重症化率が大幅に低かったことがわかりました。
これは男性ホルモンがウイルスの感染に重要な役割を果たす酵素にも働いているためと考えられるそうです。
イタリアのベネト州の前立腺がん患者について下記の調査結果が出ました。
ADT実施者…5,273人
感染者4人(0.08%)
重傷者1人(0.02%)
死者0人
ADT未実施…37,161人
感染者114人(0.31%・対ADTの4倍)
重傷者31人(0.08%・対ADTの4倍)
死者18人(0.05%)
実に4倍の差があります!
私もADTを受けておりますがホルモン治療が終わったのが3年前、その主な指標となる「テストステロン」の推移は下記の通りです。
「テストステロン」は血液検査で測定できますが、保険点数の関係もあり2018年3月以降は測定していません。
つまり私の「テストステロン」値は2年前から正常範囲に入っており、残念ながら既にホルモン治療の効果は無くなっていると思います(^^;)
結局、私の場合は…
放射線治療による白血球減少による感染リスクは少し高い。
ホルモン治療による感染や重症化しにくいリスクは普通。
よって通常より少し感染リスクは高い…てな感じですかね~。
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