便秘が完治!
がんを宣告されて以来、治療は医師にお願いしますが、自分たちでできることはないかと考え、まずは便秘を改善することで、免疫力を高めることに取り組みました。
結果は苦節3年半!家内の努力により、便秘は完治しました。(自己判断)
■今までの健康体の時は無視していましたが、やはりがんにかかった以上は体に悪い現象は除去したくなります。
まず便秘の害は下記のとおりで体はもちろん、心にも悪影響を及ぼします。
・悪玉菌が増える
・血行が悪くなる
・自律神経が乱れる
その結果…
・肌あれ・吹出物
・イライラ・不快感
・精神的に不安定になりやすい
・肩こり・腰痛・冷え・むくみ(血行不良により疲労物質がたまりやすくなる)
・だるさ・疲労感
・腹痛・お腹の張り・食欲低下・おならが臭い
・痔
さらに…
・大腸がん(腸内で増えた悪玉菌が発がん物質をつくり出す)
・高脂血症
・動脈硬化
・糖尿病
■今回の「腸活」は主に食事療法です。
家内がまとめてくれたのは下記の内容です。
手間がかかりますが、やらずに後で後悔したくない気持ちだけで取り組みました。
ひと言で言えば昔の日本の食生活の再現のようなものです。
1.水溶性食物繊維を意識して摂る
2.発酵食品を常食する
3.小麦製品を控える
4.本物の調味料を使う
5.食品添加物を避ける(善玉菌を優勢にする)
6.肉・卵は選んで少なめに摂る
7.米は五分づき米に雑穀を混ぜて炊く
8.できるだけ無農薬野菜を使う
9.日々の食事と排便を記録する
10.乳製品を摂らない(性ホルモンに起因する前立腺がん・乳がんは乳製品を避けた方が良い)
■そして3年後…
私はもともと便秘症でしたが、3年間実施後の変化は…
・ほぼ毎日朝食後にトイレに行けるようになった
・ガス(オナラ)が無臭になった
・鼻炎が改善してティッシュ消費量が激減した
一方、同じ食生活を行った家内の変化
・自分は便秘ではないと思っていたが「快便」の概念が変わった→便の質と量が以前とは全く違う
・食べたものが排出されるまでの滞在時間がとても短くなった
・皮膚がなめらかになった
・たまに添加物が多い食品を食べると翌々日あたりに口内炎ができる
二人に共通する変化
・たまに外食すると後で口の内側が腫れぼったい感じになり、食事中に噛んでしまう(口内炎の手前)
同じ食事をしていても家内と私の違いって何なのだろう?
・放射線治療で、腸へのダメージが大きかった
・それなりに改善しているが、家内と比較して効果が低い
■そこで…
まず、便秘外来に行って相談、通過障害(腫瘍など)がないかCTを撮りましたが問題なし。
腸が普通より長いことと、ぜん動運動が弱いとのことで下剤(センノシド)を処方されただけでした。
次に、消化器内科に行って大腸内視鏡を行うも、放射線治療により腸壁に多少炎症があるものの、こちらも問題なしでした。
さらに家内が気がついたこと…
日々、食べたもの、便の量を記録しているチェックシートを見て「いつも週末に向かって快便になる」
ということは、自律神経の影響(仕事へのストレス)?
便秘症の人は…
・神経質な人
・心配性な人
・真面目すぎる人
・ストレスに弱い
・努力家
まあ、全部当てはまります。(悲)
もうひとつ付け加えるなら「完璧主義者」。
要するに、自律神経が安定せず交感神経が優位になりやすい人なのです。
たかが便秘…は、最初考えていたほど一筋縄ではいかないものでした。
でもストレスの原因であるらしい「会社」もゴールが見える年齢になりました。
長かった便秘歴に対して改めた時間はわずかなもので、じわじわと腸内環境が良くなってきていることは明らかです。
■そして今年3月下旬以降…
なぜか急に日々快便が続いています。
最初は一時的なものかと思っていましたが、気づけばもう3ヶ月以上快腸です。
3年半続けた食事療法が効いてきた実感です。
毎朝気持ちよいお通じがあり、とても気分良く出勤しています。
快便チェックシートでは毎日200~300gと記載されています。
快便=腸が整ってきたことだけでも3年半…ついに成果がでてきました。
■何が効いたのか?
素人ながら思うのは継続して効く「特効薬」はなく、主に食生活、そして生活習慣の改善の『継続』という総合的な努力の結果ではないかと思います。
それにしても現在市販されている食材(原材料や加工品すべて)で身体に悪いものが大量に販売されていることに驚きです。
また農薬や消毒剤、 有害物質であっても表示義務の無いもの等、生産者側にとってはとても便利ですが、消費する側にとってボディーブローのように聞いてくるのではと実感しました。
がんや難病の増加で高額の医療費がかかっているのもそれらが一因ではと思います。
ガンは医療なくして食事療法だけでは治らないと思っていますが、ステージ3bからミラクルな完治と言われるところまでたどりついた命ですから、今後も腸の為というだけでなく再発予防としても食に関しては慎重に取り組んでいくつもりです。
家内には引き続き負担をかけますが…。
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