治療の継続を!(テレビ放映)
私の受けた前立腺がんの治療が中止になりそうなことは、最近テレビニュースや新聞、雑誌などでも時々報じられています。
今回はMBS(近畿圏の毎日放送)で3月21日(祝)の18時に特集として放映されました。
治療を望む患者がいて治療ができる専門医師もいるのに病院側が認めない、そんな前代未聞の事態が国立の大学病院で起きています。
私の主治医である岡本医師(特任教授)が開発した治療である『岡本メソッド』は、私のような超ハイリスクやハイリスクの患者には他では治らないのです。また一旦治っても再発するのです。
「放射線の線量が他に比べ格段に高く、しかも副作用が出ないようにするのが“岡本メソッド”」で、複雑な計算やシードを埋め込むテクニックは一朝一夕でできるものではありません。
滋賀医科大学附属病院は、4年前まではこの治療を目玉の1つにしていました。
岡本医師の高い技術に注目した日本メジフィジックス(株)が岡本メソッドのさらなる発展と普及を目的に大学に年間2000万円を寄付、この資金から治療や研究を行い、医師の給与も支払われる仕組みで、診療報酬は病院側に入ります。
日本メジフィジックス(株)は 泌尿器科から独立した講座の設置を要求したが、これに泌尿器科のトップのK教授がこれに反発、寄付講座を自分の支配下におきたかったのです。
評判の良い講座は病院にもメリットが大きく延長することが多い中、大学側が今回規定を「最長5年」と改定した上で、岡本医師の講座を2019年12月で閉鎖すると公表しています。
きっかけは2015年に小線源治療経験のないA医師が"事前に患者に未経験と説明せず"に治療を行おうとしたが、これを知った岡本医師が学長に訴え治療を止めさせました。
「その根本、またそもそも病院の体質が許されない」として当該患者達がA医師らを提訴しています。
この問題を公にしたくない大学側が、岡本医師追放のために規定を変え治療中止を一方的に決めたのです。
岡本医師は「(最初に)学長に進言しに行くときが一番苦しみがあって、これをしたら最終的にこういう方向に、今のような状況になるだろうなと薄々は感じていた。
しかし「間違っているものは止めないといけない。人の命を守るために、間違った組織の命令に背いてでも人の命を守るのは当然。それができないなら医者なんてやるなと」。
「わたしにはなんのバックも派閥もありません。ジュネーブ宣言での国際倫理綱領では、"医師はどんな時にも患者のために行動せよ"と謳っていて、そのために国家権力や組織の圧力にも屈してはいけないと宣言しています。わたしはそれを忠実に実行しただけです」(岡本医師)
これは「“患者”がないがしろにされている、極めて異常な形態」です。
今年2月に岡本医師と「高リスク」の待機患者ら7人は治療継続を裁判所に仮処分を申請しました。
今後の小線源治療は、未経験の泌尿器科の医師が行う予定で、病院側は「講習なども受けており治療は安全にできる」などとして、裁判で争う姿勢です。
1,000人を超える患者会は約28,000人分の治療継続を求める署名を集め、厚生労働省や国会議員にも働きかけています。(私も少し集めさせていただきました)
<今回のテレビ放映はyahooニュースの4位にランクされました>
病床数612の滋賀県ではトップクラスの大病院で起きている「白い巨塔(黒い巨塔か?)」の状況です。
是非テレビの映像でご覧になって下さい。↓↓↓
https://www.mbs.jp/voice/special/archive/20190321/
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