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仮処分の申し立て

2018年11月16日、滋賀医科大学前立腺癌小線源治療学講座岡本特任教授が、滋賀医科大学を相手に仮処分の申し立てを行いました。
その後に記者会見が開かれましたので出席してきました。

 

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左から、Yさん、S(私)、岡本医師、弁護士(3名)
<岡本先生以外は写真を一部加工しています>


■弁護士からの説明 (債務者:滋賀医科大学、債権者:岡本医師)

1.滋賀医科大学(以下大学)は、岡本医師に対しホームページ中の「病院からのお知らせ」欄に掲載した「新聞報道について」と題する請求コメント目録1記載のコメントを全部削除せよ。

2.大学は、岡本医師に対し,ホームページ中の泌尿器科学講座「お知らせ」欄に掲載した「当講座医師に関する新聞報道について」と題する請求コメント目録2記載のコメントを全部削除せよ。

3.大学は、岡本医師に対し,医学部附属病院内に掲示した「滋賀医科大学泌尿器科学講座医師に関する新聞報道について」と題する請求コメント(上記2と同一内容)の文書を撤去せよ。


この仮処分申し立ては、「単なる文章の削除要求」のようであるが、岡本医師の投げかけている問題意識の根本はそれだけではない。(ジャーナリストの田所氏のコメント)


■岡本医師の見解

これまで14年間にわたり、全国から来院された1,000例を超える前立腺癌患者の方々に、小線源治療という特殊な放射線治療を行ってきました。

2015年から私を特任教授とする寄付講座である「小線源治療学講座」が設置され、その時期に今回の事件が発生いたしました。

2015年、教授の指示により、実際の患者に「小線源治療の経験がない」という事実を説明せずにいきなり執刀を行うという患者の人権を無視した計画が20名あまりの患者さんに対して企てられました。
その際、私は手術に立ち会うよう、泌尿器科教授から要求されました。

さらに私は当該患者に診察、接触、説明することは泌尿器科教授から禁じられ、「私と泌尿器科が協力して小線源治療を行う予定であった」という大学の主張とはつじつまが合いません。
さらに、実行直前の2015年12月当時、泌尿器科教授と準教授から 「患者が治らずともそれは私(岡本)の責任にしないから最初から手術を準教授にさせろ」という要求を繰り返し受けておりました。

医療が、医療として成立するためには、医師・患者間の誠実な信頼関係が存在することが絶対条件・前提条件となります。
患者さんは医師が最善を考えてくれるということで医療を託すわけです。
一方、医師は目の前の患者さんに最善を尽くそうという姿勢をもっていること。
これが医療の大前提であります。
これが意図的に人権侵害や患者を欺く行為が医療として計画され実行されることは「医療ではなく、傷害行為」と呼ぶべきものです。

私はこれは患者の人権を侵害、また危険であるとして学長に進言、当時学長は「コンプライアンスと倫理的な観点からも憂慮すべき」とみずから宣言し、計画を中止されました。
そして当該患者は私が引き継ぎ、学長は「2016年以降小線源治療に泌尿器科は一切関わらせない」と宣言しました。

しかしその学長までが変節し「私が非協力的であったために今回の諸問題が起こった」との事実と異なる虚偽の記載をホームページ上に掲載しています。
これは「私が組織内の決定に従わず、患者の診療にも協力しない医師である」との誤った評価を招き、私自身の名誉を著しく毀損すると考え、削除を求める仮処分申し立てを行いました。

現在大学は患者さんの命を危険にさらし、人権を踏みにじった蛮行を「組織ぐるみで隠蔽」、「もみ消す」ためになりふりを構わない行動をとっています。
さらに、この問題を告発し正そうとした私を大学から追放するために、寄付講座を2017年年末で閉鎖しようともくろんでいました。
しかし多くの待機患者が存在することから講座の延長をしぶしぶ認めました。

その後「寄付講座は2019年12月で閉鎖、先立つ来年の7月から私の小線源治療を停止する」と宣言しています。
これは私にしか治せない難治性高リスクの患者さん達の命が見捨てられることになります。

国立大学附属病院の存在理由と公益は「患者ファースト」の医療を実践することにあるはずです。
全国から来院される患者さんを切り捨てることは、患者ファーストと公益に反する行為です。
医療の現場が患者ファーストの理念を失い、保身や組織優先の医療を行うのであれば、権限・権力を有する医師による医療の私物化です。

私が泌尿器科の医療行為を止めようとした理由
①今後も患者さんの同意なしに、命が危険にさらされると判断した。
②故意かつ意図的に説明義務違反を犯し、患者の人権を踏みにじることが医療の名の元に秘密裏に行われることが許されるのであれば、患者と医師の信頼関係によってのみ成立する医療というシステムそのものが破壊されるという非常に強い危機感を抱いた。

私は組織の命令に背くものであったとしても、誤った組織の命令よりも患者の命を守り、人権を守ることを優先する覚悟であり、このことに今も変わりはございません。

その理由は、医師には医の国際倫理綱領として「ジュネーブ宣言」、「ヘルシンキ宣言」というものがあり、第二次大戦後すぐに採択された医師の倫理綱領であります。
それは「医療者はどんなときも目の前に患者さんの最善のためにだけ行動せよ」という綱領であります。

さらに副文には「目の前に患者さんの最善を実行するための障碍として時に、国家権力や組織の圧力を受けることがあろうが決してその圧力に屈してはならない」と記載されています。
このことが、私が命に代えてもやり抜こうとしたことの本質であります。 

つまり私は「医の国際倫理綱領は組織の命令より優先される」と考えています。
私の判断と行動が医師として是か非か 判断いただければ幸いです。


■ジャーナリストの田所氏の見解(記者会見に出席されていました)

滋賀医科大学のホームページや病院内に掲載された文章はもちろん問題であるが、その新聞記事が書かれる原因となった、泌尿器科小線源療法未経験医師による、患者への説明義務違反を経て、施術が実行されそうになった事件が根本にある。

岡本医師が学長に危険性を伝えたため、学長は「コンプライアンスと倫理的な観点からも憂慮すべき」と判断。
施術は止まったが、岡本医師から学長への警鐘がなければ、泌尿器科小線源療法未経験医師が患者に施術を行っていた可能性が高い。


■神戸市のS(私)の話(既に岡本医師の治療を受け、完治した患者)

2015年8月、PSAが49で超高リスクの前立腺癌と診断されました。
地元の病院では「既に全摘出手術は無理で、根治も無理である」と宣告され、ホルモン治療しかないと言われ、途方に暮れ「もう人生も終わりか」と絶望の淵におりました。

そんな折、たまたま書籍から岡本先生を知り、メールで相談させていただいたところ、とてもやさしいお言葉で「すぐに来なさい」と返信がありました。
その後ホルモン治療、小線源治療、外部照射を組み合わせた、「トリモダリティー」という治療を受け、今年の9月に最後の外部照射の治療終了後から2年で「完治確定です。もうこれで大丈夫、再発もしません」という診断を頂きました。
私や家族にとって夢のようなことで、奇跡と言っても過言ではありません。

罹患当初は「このまま死ぬかもしれない」というよりも「もう遠くなく死ぬだろう」と思っておりました。私の父よりも先に…。
人生最大の絶望でしたが、「完治確定」を頂いた際は人生最大の喜びを味いました。

私は超高リスクでしたので、岡本先生でなければ完治はあり得なかったと思います。
今まさに当時の私と同じような状況で絶望のどん底の患者さんには、是非岡本先生を紹介して差し上げ、この感動を味わっていただきたいと思います。

岡本先生は下記の通り「患者ファースト」を徹底されています。
①メールアドレスを公開され、来る者は拒まずとの姿勢を貫かれていること。
②患者として安心感があること。
初診時に「超高リスク前立腺癌でも95%以上完治する」とのお言葉で、私や家族が絶望のどん底から、安心感に変わりました。その安心感は、完治確定まで継続しました。
③当初より岡本先生から、「このような治療で、マーカーがこのように変化し、こうなれば完治です」という計画をお聞きしておりました。
結果は全くその通りになりました。少し違ったのは予定より早く完治が確定したことです。
④ホルモン治療は患者の体にダメージがあります。
岡本先生は極力短期間しか行いません。まさに患者ファーストの現れです。

私は幸運にも岡本先生と巡り会い、素晴らしい治療を受けただけですが、岡本先生がここに至るには血のにじむような努力があってのものとお聞きしております。
そのために患者が安心して治療が受けられるのです。
私も治療中のQOLは大変良く、ジョギングや登山を続けられ、仕事も治療中を除いて通常通り1日も休まずに続けられ現在に至っております。

最後に癌患者を助けるために努力を惜しまない、高い非再発率、根治率である岡本先生の治療継続を心から希望いたします。

岡本先生にしか助けられない命を、権威を使って私利私欲や都合でその望みを断ち切ることが人道上許されてよいわけはありません。
現在は大学の一部の人間が、権威を盾にして倫理違反を犯した医師を処分せずに居座らせています。
かたや患者を不当な医療から救済し、病院を危機から救った岡本先生にパワハラを与え、さらに組織から除外しようとしていることは絶対に許されるべきではなりません。


現在の滋賀医科大学は、組織の保身のために奔走しているとしか見えません。
是非とも岡本先生の治療継続を懇願する次第です。


◆東京のYさんのお話(これから岡本医師の治療を受けようとしているが受けられないかもしれない患者さん)

「青天の霹靂」ということばがありますが、そういう経験を3か月前にしました。
65歳検診直後に検査機関から「あなたのPSAは87で、直ぐに病院に行って下さい」という知らせでした。これはやばい状態だろうなということがわかりました。

ただし痛みも何もなく日常生活に全く変わりはない。
検診先で紹介状をどこに書いてもらったらいいかわからない。
ネットで調べ、ロボット手術をやっている病院で生検を受けましたが、「5年生存率は70%」。「でも切ってさっぱりしましょう」といったんですね。床屋かなという感じです。

しかも「転移してても切りますよ」というのです。
ネットでは情報があまりなく、Sさんがおっしゃりましたが、ホルモン治療をするわけで、益々信頼がおけなくなりました。

その話を聞いて夜寝ることができなくなりました。
5年生存率70%ということは死亡率が30%です。
3分の1は死んでしまうわけです。ルシアンルーレットは6分の1ですが、私の賭けはそこに2発の銃弾が装填されているわけで、そんな賭けに乗ることは到底できないです。

食欲もなくなり4キロ痩せました。
悪夢から逃れられないような状況でまた必死でネットを探したところ、岡本先生の96%再発しないという記事にたどり着きました。

ところが岡本先生が訴訟事件に巻き込まれている、この先生にかかることができるのかな、と岡本先生にメールを送りましたが、メールの返信にほっとしました。
先週に初診を受け、食欲も戻って、精神状態も普通の状況に戻ることができました。

来年7月で先生の手術ができなくなると私は非常にあやふやな位置にいるんです。
再び元の治療、ロボット手術を受けるかと言うと、死を覚悟する状況に舞い戻るわけです。

こういった患者さんは全国にたくさんいるわけです。
癌の最大の脅威は転移と再発です。
私も転移の検査を受けて、結果が出るまでは発狂しそうになるくらいでした。
転移はなく安心しましたが。

でも岡本先生の治療を受けて、ようやく再発しない状態になるわけです。
ここで大学が岡本先生の講座を閉鎖する非情な措置が行われるのであれば、我々の生きようとする希望が失われるわけです。この状況に対して、是非滋賀医大の非情なありかたを世論に知らしめていただきたい、と心から願っております。


東京のYさんのお気持ちは察するに余りあります。まさに命の叫びです。

私もがん宣告後、Yさん同様に5kg痩せ、家族も含めて夜も寝られませんでした。
しかし岡本先生に巡り会ったことで、改善しさらに完治までしました。
ところがYさんは目の前に助けてくれる力を持っている医師がいて、手を伸ばしているにもかかわらず、あと一歩のところで助けてもらえないのです。

こんな非情なことはありません。大学の非人道的な行動で人の命が左右されているのです。
実際に高リスク、超高リスクの前立腺癌での全国の再発率は50~30%ですが、秀逸な岡本メソッドは5%以下なのです。
しかも医師が来年7月以降も院内におられるにもかかわらず、なぜ患者が望んでいる治療をさせてもらえないのか。
なぜ、コンプライアンスに違反した医師を残し、患者の為に努力を積み重ね、患者が待っている医師を辞めさせるのか。

現在、患者会を中心として全国でネットや街頭での署名や演説等の街頭運動を展開中です。
それらのご支援や情報拡散に、ご協力をよろしくお願い致します。

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