リンク

  • 風に吹かれ 私の思いつくままの日々
    いろはにこんぺいとうさんは、音楽や気軽な日々の出来事をつづられています。
  • ヤマレコ
    全国の登山の記録が集まっているデータベースです。 ブログとは違った内容も記載しています。
  • 自転車・温泉そしてビール
    「jion-bee」さんは自転車やトレランで、おいしいビールと温泉のために素敵な汗をかいておられます。
  • いそしずのライナーノートⅡ
    情報通の「いそしず」さんはブログからの書籍の出版もされている方で、タイムリーで素敵な記事が満載です。
  • 山とカヌーの休日
    「ころぼっくる」さんは、山歩きやカヌーの他、クラシック音楽もたしなむ多才な方です。
  • 一枚の写真
    「Newman」さんの旅や散策、山歩きでのセンスのよい写真とコメントが満載です。

ウェブページ

無料ブログはココログ

« 武田尾の「カワセミ」 | トップページ | 牡蠣の庭先BBQ »

(10)がん宣告からの食事療法

◆がん宣告から一年間やってきた食事療法◆

私ががん宣告をされてから、私だけでなく家内も大変悩みながら…でも私を助けようと懸命に努力を重ねてくれており、大変感謝しています。
下記は、家内が学習してさらに実践してきた内容です。
そのまま掲載します。

 


はじめに

2人に1人はがんになると言われているにもかかわらず、主人はならない方の1人だと思い込んでいました。
結婚して30年、風邪ひとつひかない人だったので突然のがん宣告は今まで経験したことがない大きな衝撃を受けました。
まるで出口の見えない真っ暗なトンネルに入ってしまったような状態で、絶望で食事がのどを通らず夜も眠れない日が続きました。
なんとなく描いていた私たちのこれからの人生は、宣告の日から歩む方向が変わりました。

とりあえず最初に知りたいと思ったことは、なぜがんになったのか?という疑問。
主人はいつも安定した人並み以上の活力があり、好き嫌いなくなんでもよく食べよく動く人。
お酒は好きですがタバコは吸いません。
アウトドアが大好きで、マラソンや登山や自転車など趣味はからだを動かすこと。
こんな生活って病気とは縁遠いだろうと思っていました。

その後読んだ本では、一見健康の塊のような強靭な人を東洋医学では「実証」と呼び、がんになりやすいタイプなのだそうです。
無理がきくからオーバーワークになりやすい。
要するに仕事も趣味もやりすぎてしまうので活性酸素がたまりやすく、年齢とともに免疫力が落ちてきても体力を過信して休まないため結局大病を患うタイプなのだとか。
もちろん原因は他にもあるのでしょうが、今後は生き方自体を変えなければと、今までの生活を改めることにしました。

私にできることは日々の食事を変えること。
しかし医者は何でも食べて良いと言います。
一般にがんの食事療法にエビデンス(科学的根拠)はないのだそうですが、人間のからだは毎日の食べ物で作られており、がんを発生させた体内環境を変えることが必要なのでは…?との思いが強まります。

食事でがんは治せなくとも、食べ物の力で少しでも免疫力や治癒力を高められないものかと模索し始めました。
書籍を参考にしましたが、それぞれに食べて良いもの悪いものの違いがあったり、方法が厳しすぎて継続することが不可能な療法もありました。
結局、現在の主人特有の症状を改善することを中心に食事を変えました。
効果をともに実感したいので私も同じ食事を一年以上続けた記録を書きたいと思います。

 

1.腸の免疫力を高める為の3つの策
腸にはからだの6割もの免疫細胞が集まっていて、腸を整えることで免疫力が高まるということです。
にもかかわらず夫は長年便秘症だったのでまずそれを治すことから始めました。

① グルテンフリー
小麦や大麦に含まれるグルテンは小腸を通過する際に腸壁に炎症を起こし栄養を吸収できなくするとの本を読みグルテンを含む食べ物はやめました。
パンをやめて毎日和食にすればいいという単純なことではなく、食品の成分表示を見ると小麦はパンや麺類以外にもいろいろなものに入っており、それらをすべて摂らないということです。
初期の頃はまさに苦行で、スーパーに行っても食べられるものがない…というような感覚に陥りましたが、今は慣れたというか逆に使えるものを探す余裕も出てきました。
小麦粉を使っていたレシピは米粉や玄米粉、ソルガム粉、大豆粉、そば粉等で代用することで作れるものはかなり増えます。
要は加工品や調理品を使わず、材料から作れば良いだけなのですが時間と手間がかかります。

 

P1090983
<自家製天然酵母米粉パン(平日はごはん食で土日の朝だけこのパン)>

 

② 腸内環境改善のため発酵食品をとる
塩麹、甘酒、酒粕、味噌、納豆、こぼれ梅、自家製ぬか漬け、豆乳ヨーグルト等を毎日どれか食べる。

P1090966
買ってよかったものに20℃~55℃まで1℃刻みで温度設定できるヨーグルトメーカー(写真)があります。
黒豆で納豆を作ったり、豆乳でヨーグルトを作ったりと大活躍しています。
中でも餅米や玄米のおかゆに麹を入れて作った甘酒は絶品で、今までの甘酒のイメージが変わりました。
麹の種類によって香りや甘さが違う甘酒が楽しめます。


腸内善玉菌を育てるには菌の餌となるオリゴ糖を一緒に摂ると良く、フラクトオリゴ糖と水溶性食物繊維を多く含む「ヤーコン」を栽培したのも便秘対策の一環です。
…というのもヤーコンは一般に出回ってなく、自分で育てるしかなかったのです。
  

③ 食物繊維(スムージー)
いろいろな野菜やフルーツで試したのですが、主人には不溶性食物繊維が逆効果で便秘を悪化させてしまいました。
試行錯誤の末、現在はニンジン、りんご、バナナ、柑橘果汁&菜園でとれた旬の野菜を使います。
自家製野菜は無農薬なので皮ごと使っても安心です。ニンジンの葉っぱも我が家では貴重なスムージーの材料です。
フルーツを使えば葉物野菜も抵抗なく飲めるので野菜の品目を増やすことにも有効です。
冬場は胃腸を冷やさないようホットスムージーの日もあります。
毎朝ジョギングの後、朝食前にこのスムージーを350cc飲んでいます。

 

1612

今まで作ったスムージーの《例》
<コラージュにしてみました。クリックで拡大します>

たかが便秘とあなどっていましたがこの食事療法を数ヶ月続けても全く改善せず、困って便秘外来まで行ったこともありました。
病院では、主人は普通の人より大腸が長く、腸のぜん動運動が弱いことが判明。
結局一般的な下剤を処方されただけで、一時的に下剤でリセットしても根本的に改善しませんでした。

私自身は、食事療法開始から1ヶ月で肌がすべすべになったことを実感したのですけど…
本によると人間の体は一本のちくわに例えると、口から肛門までが中心の穴となりそこからつながる外側も同じ皮膚のつながりと言うことになります。つまり腸の内側も皮膚も同じつながったものなのです。
なので肌のきめが整うということは、からだの内側が整った証拠だそうです。
しかしその後諦めず一年続けた結果、主人は便秘が治り、プラス長年のアレルギー性鼻炎が大きく改善しました。

 

 
2.乳製品を摂らない
「乳がんと牛乳」という本を読みました。
作者であるイギリスの科学者ジェイン・プラント教授は42歳で乳がんになり、当時乳製品を摂らない中国人に乳がんが少ないことに目を付け、それを断ち切ることによって再発転移した乳がんを克服した方です。

前立腺がんは乳がんと同じ性ホルモンに起因するがんで、予防法や避けるべき食品が似ています。
現在販売されている牛乳は搾乳量を増やす為妊娠させた牛から搾られたもので、女性ホルモン・成長ホルモンがたっぷり含まれている上、牛の病気を防ぐ目的で抗生物質やさらにワクチンを注射しているということです。

その成長ホルモンには「インスリン様成長因子1」(IGF-1)というものがあります。 
IGF-1は、細胞の成長や分裂を促進し、私たちの健康維持や成長に非常に重要なホルモンといえます。
ところがIGF-1を過剰に摂取すると、異常な細胞増殖、すなわちがん化につながると考えられています。
そもそも牛乳は、生まれたての子牛が子供の時だけ飲むもので、大人になってから、また人間が飲むのは不自然だという説があります。
ただ発酵食品であるヨーグルトは腸内環境を整える為に摂りたかったので豆乳から作っています。 (種菌は植物性乳酸菌「豆乳グルト」使用)

 

3.積極的に食べるもの
①女性ホルモンを食品でとる
主人が現在継続中のホルモン療法は注射と薬で男性ホルモンをブロックしています。もしも再燃(ホルモンが効かなくなる状態)した場合には、女性ホルモン(エストロゲン)を使って男性ホルモンを抑制することになるので、援護射撃的な効果を期待して今から積極的に食品で摂ります。但しサプリは使いません。
食品は大豆製品他各種豆類、山芋、青シソ、もやし、チアシード、アボカド、ターサイ、ザクロ、いちじく等です。

②ガン高抑制食品を積極的にとる
ニンニク、アブラナ科の野菜、セリ科の野菜、キク科の野菜、トマト、ブロッコリー、同スプラウト、海草類、きのこ類、セレンを含む食品、ウコンなど。
ウコンにはクルクミンという成分に抗ガン作用があるそうで、さらに無農薬のウコンを摂るため自分で栽培しました。
5年前から貸し農園での無農薬野菜作りが、この病気になってから本当に役立っています。
主食のご飯は時々玄米を炊いたり、ふだんは分づき米に黒米、たかきび、もちあわ、キヌア、アマランサスなど雑穀を入れて微量栄養素を摂ります。

③ オメガ3脂肪酸
動物性脂肪(四つ足動物の肉)を減らし青魚、亜麻仁、クルミ等オメガ3脂肪を摂る。

 

4.食品添加物(発がん性物質)について
何冊かの食品添加物の本から、成分表示をよく見て食品を買うようにしています。
しかし添加物の種類は果てしなく多くて、また表示方法で省略されている添加物もあるので加工食品は極力買わないようにしています。
化学調味料をやめて昆布・かつおぶし・いりこなどでだしをとり、調味料もすべて安全なものに変えました。
スーパーには手早く調理できる便利なものがあふれているのに、そういうものを全く使わず料理するのは正直気が重い日もあります。
たまにドレッシング1本くらい既製品を買ってもいいかな…と悪魔のささやきがあるのですが、どんな油が使われているのだろう?と考えると買えなくなります。
やってきたことを無駄にしたくない気持ちが加工品を買うことを踏みとどまらせます。

 

5.毎日の食事チェックシートを作成
これらの摂るべき食品を毎日何品目も覚えているのは大変です。
あるがんの食事療法本に載っていたチェックシートを我が家仕様に作り変えて毎日記入しています。
チェックシートは摂るべき食品や、バランスが一目でわかるようになっています。
書くだけでは見直すこともなく意味がないように感じていたチェックシートは、毎日続ける事で頭に円グラフが浮かび、足りない食品に気づくので作りながら足すことができます。

P1090978
実際に記録したチェックシートの束

 

おわりに
このような食事療法を続けていると、もっと厳選した食材を買わなければという強迫観念じみた思いにとらわれる時があったり、またある時は病気を治すのは医者で、こんな手間暇かけること自体何も効果がないのではないかと思ったり…一年以上続けているにもかかわらずまだ自分が揺れます。
同じ境遇の方もおらず相談相手がいない…と言いますか、本来エビデンスのないことをやっているわけで、現状では食事療法に答えがないのかもしれません。

しかし、食事の力で主人の腸が元気になったことは確かな一歩であり、治癒力・免疫力を高めるには役だっていると信じて継続していこうと思います。

追記
同じ食事を続けた自分の感想ですが、とにかく腸が絶好調です。
肌もモチモチで、乾燥肌だったのに冬もクリームをぬる必要がありません。
食事療法とは関係ないかも知れませんが、年齢と共に微妙に高くなっていた血圧が下がって安定。
自分の体調から判断するとこの食生活はとても良いのです。
たま~に主人がいない時にナイショで小麦のパンを食べた日は、なぜか後で頭痛がしたり1~2日後に口内炎ができることに気がつきました。
もともと小麦アレルギーはなかったのですが、一年以上の小麦抜き生活で過敏になったのかあるいは市販のパンに含まれる食品添加物に過敏になったのかは自分でもわかりません。

                            前立腺がんとの闘い〈INDEX〉

« 武田尾の「カワセミ」 | トップページ | 牡蠣の庭先BBQ »

前立腺がんとの闘い」カテゴリの記事

コメント

初めまして。
私も2013年65才の時に前立腺がんと診断されました。PSA値は9.74で直ちにソラデックスの注射とビタルカミド服用を開始し、同時にゲルソン療法を始めました。
すなわち、塩抜き、砂糖抜き、乳製品なし、肉抜きの食事、それと大量の野菜ジュースと人参ジュースの摂取です。
野菜ジュースと人参ジュースを作るのが大変でした。お蔭様でPSAは10か月後に0.008まで下がり、
体重も72キロから65キロまでダウンしました。
医師からは再三再四手術を勧められましたが、尿漏れやらQOLが下がるのに耐えられそうもないので
拒否してホルモン療法だけで来ました。
2年前の5月から間欠療法に入っています。無治療となっています。
PSAは徐々に上がり始めて今年4月に1.77まで上昇しましたが7月の検査では1.44に下がっていました。
今はゲルソン療法に代わって済陽式食事療法に変えています。ヒポクラテススープを飲み、豆乳、納豆、豆腐など大豆製品を多く摂っています。
野菜はブロッコリースーパースプラウトを毎食食べています。アブラナ科の野菜、ニンニクも良く食べます。魚、鶏肉はたべます。
「がん 完全治癒の記録」の著者はマクロビオテックで前立腺がんを治し、渡辺勇四郎先生もゲルソン療法で前立腺がんを治しておられます。
食事は大事と思います。上記療法に加えて昨年から糖質制限食にもチャレンジしています。
その結果が出てきているのかも知れません。

バカボン様、コメントありがとうございます。
バカボン様もいろいろと食事療法がんばっておられるのですね。
私もゲルソン療法、済陽式の本など読みましたが、食事の内容が厳しすぎて諦めました。
我が家の食事療法は、ガン本人だけの特別食ではなく家族全員が同じものを食べられることと、一生続けられることをしようと今のやり方に落ち着いたしだいです。

食事療法はいろいろな本が出版されていて、読めば読むほど迷います。
3年続けた今はこの記事を書いた頃から少し変わった部分もあり、肉類の栄養も必要なのではないか…と、量は控えめながらも安心安全な所から購入しています。
食べたものがからだを作っているという考えは変わっていませんが、食材の薬効に期待しすぎず、偏りがなく安全な食材で作った食事で免疫力を高めて、薬剤がよく効くからだづくりが大切なのではと考えます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514347/64600005

この記事へのトラックバック一覧です: (10)がん宣告からの食事療法:

« 武田尾の「カワセミ」 | トップページ | 牡蠣の庭先BBQ »