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(6)治療<小線源治療とシード>

<小線源治療とは…>

私の受けた小線源療法は、放射性物質を前立腺に挿入してがんの間近から放射線を照射するものです。
ブラキセラピー(brachy therapy)とも呼ばれています。
ブラキは「近接した」という意味で放射線源と照射目標が近いことです。
前立腺がん以外では舌癌や婦人科の癌に対して行われているそうです。

1970年代にアメリカで開始された治療法で、アメリカでは年間50,000人以上がこの治療を受けており、全摘手術を受ける人とほぼ同数になっています。
全摘手術に比較すると楽な治療で、3泊4日の入院となります。

日本では放射線の規制が厳しく、2003年から開始、また私が治療を受けた病院では2005年より開始し、年間120例程度、累計で800例の実績があります。

治療は下半身麻酔をかけた上で超音波の画像をみながら会陰部(肛門と陰嚢の間)から筒状の針を刺入し その針の中を通してシード線源(直径約1mm、長さ約6mm)を挿入します。
一般的に50~100個ほどのシード線源が前立腺内に留置されることになります。
私の場合は、前立腺に47個、精嚢に4個の計51個を留置しました。

線源は外殻がチタン製カプセルになっており、この中に放射性物質が密封されていますが、放射線は挿入後徐々に弱まり、2ヶ月後に半減、1年後にはほぼゼロになります。
この時に体の外に出る放射線は非常に弱いもので、周囲の方に与える放射線量は人が自然に受けている放射線量より低くなりますので心配無用です。

このシード線源は、一度体に入れると出すことはせず、一生埋め込んだままです。
そのため火葬した場合でもチタン製ですので骨と一緒に残ると思います。
但し1年以内に死亡した場合は火葬する前に、挿入した病院に担ぎ込む必要があります。
処置後でないと火葬はできません。
そのためにいつも「私は前立腺にヨウ素125の放射線源を永久留置しています…」などと書かれたカードを携帯しています。(留置後1年間の義務)

私の体に入っているチタン製カプセルは、新たに今年から採用された樹脂の編み糸を巻いたものでS医大では私が2例目だそうです。
Photo
従来のものは一番上の写真のように外形がチタン製カプセルであったものが、新型(セラストランド-SL)は、その上から樹脂製の編み糸で包んだもので、直径1mm、長さ6mmのものです。(写真中央と下段)
新型は日本メジフィジックス(株)が今年5月9日にプレス発表、納入は6月10日から開始されたもの。
私の手術は6月21日でしたので新製品の初期ロットを利用したことになります。
<写真は日本メジフィジックス(株)HPより>

従来のものは、まれに体内に埋め込んだ後に血流に乗って肺などの他の部位に移動することがあったり、尿に混じって排出されたりすることもあったそうですが、新型は滑り止めがついたため、滑りにくくしたイメージです。

数年前までは私のような悪性度が高ければ小線源療法は適さないと考えられていましたが、ホルモン治療+小線源治療+外部照射を併用(トリモダリティ)することで、私のようにPSAが30ng/mlを超えるケース(私は49ng/ml)や精嚢浸潤があっても、以前は再発率の高かったケースでも良い結果がでています。
但し、転移の無いことが条件です。
またこのような高リスクに対応できる病院は、東京、滋賀、奈良、広島、徳島、福岡の6箇所しかありません。


治療実績は、S医大の5年間でのPSA非再発率(再発率は100から下記を引く)は下記の通り。
・低リスク…98.3%
・中間リスク…96.9%
・高リスク…96.3%
…ととても良い結果です。再発患者は800名中11名(1.4%)だそうですが、その方達はもともと画像には写らないかくれた転移があったそうです。
私の悪性度は「高リスク」ではなく「超高リスク」であり、治療実績は公表されていませんが、O医師いわく悪性度は800名中の上位1~2割に入るそうです。
少し厳しいかもしれません…。

 

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コメント

こんにちは。私の主人(62才)も同じ進行性の前立腺がんです。見つかった次期もほぼ一緒なので驚きました。
いまは神奈川県のK大学病院の泌尿器科にかよっています。
PSAは500に近く遠隔転移もあります。このさきどのような治療をしていくのが一番良いのか、先生と相談しながらになります。主治医も選択肢はまだありますと励ましてくれます。
いまいろいろ私なりに調べたりしております。
ときどき拝見させていただきます

will0214さん、コメントありがとうございます。

今年の8月に発覚なんですね。
私が宣告を受けたのは昨年の8月ですので、少し先輩ですね(^^)。
ブログで病気のカテゴリーを追加したのが今年の8月です。

私は59歳ですので、ご主人とはほぼ同年代ですし、私はMTBですが自転車に乗りたくて乗れないのはお互い辛いですね。お察しします。

勇気を出して転院し、良い先生に巡り会えてよかったです。
(この部分も私と似ていますね~)
私もシロウトですので、ご存じかも知れませんが、前立腺がんの情報に関しては下記が国内ではNo.1と思います。
私も入会しています。

腺友ネット
http://pros-can.net/index.html

これからの闘病生活、奥様も食事等の大きな支援をされているようですが、私の家内もがんばってくれていて、心身共に支えになっています。
がんは本人しかわからない気持ちの部分があります。それらを含めて是非とも継続して力になって上げて下さい。

ブログは時々のぞかせていただきます。

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