(2)ステージ確定
8月7日に受けたがん宣告ですが、その進み具合(ステージ等)により予後が大きく大きく左右されます。
その結果は8月28日に聞くことになっています。
ところがその日の朝、入院中だった母危篤の一報が入り、急ぎ岡山の実家まで走ります。
まずは緊急を要しないことが判明し、再度神戸にもどり、午後から診察です。
◆2016年8月13日
休暇を取り、N医療センターで採尿、採血、レントゲン、心電図、触診、超音波、問診と盛りだくさんの検査を受けます。
◆8月17日
午後から休暇。骨シンチグラフィー(放射性像影材を注射しCT撮影)し骨への転移の有無を検査。
◆8月24日
針生検(needle biopsy)のために十数年ぶりの入院。
前立腺の組織を採取するために、手術室で約20分間、局所麻酔ですが鈍痛を我慢し、10個のサンプルを取り後日結果を聞きに行きます。
検査後は血尿や血便の為に1泊の入院となります。
嫁が付き添ってくれましたが、手術室から出てきたときは、初めて動きが病人になっていました。
◆8月28日
結果を聞きに行く日、朝3時半に親父から入院中の「母危篤」の電話。
友人にインコを預け、実家近くの岡山の病院へ向かうも、親父の早合点で命に別状はありませんでした。
とんぼ返りで午後からN神戸医療センターで検査結果を聞きに行きます。
結果は・・・
・TNM法…T3bN?M0 嚢へ浸潤あり(N?は骨転移の有無が数ヶ月後に判明予定、なければ0)
・グリソンスコア8(4+4)…悪性度は2~10のうち8つ目
・生検のヒット率6割(6本/10本中)
・PSA(腫瘍マーカ)49.1(0~4が正常)
結論は『超ハイリスク』で、厳しい内容でした。
肝心なことは、転移の有無ですが、主治医は「びみょ~」などと無神経な言い方。
骨シンチグラフィーで、影が2カ所ありそのうち1カ所は17歳の時の骨折跡で、これはOK。
残る一つは骨盤あたりに影があり、怪我等の心当たりはありません。
今後始めるホルモン治療により3~4ヶ月後にその部分が縮小していればがんだったことになり、変化がなければ元々あったもので、画像上では転移はなしということになります。
この転移の有無で今後の治療方針が大きく変わります。
放射線か化学治療(抗がん剤)の大きな境目です。
思ったより進んでいること、医師の「びみょ~」の言葉が耳に残り、また母のこともあり眠れぬ夜が続きます。
骨盤への転移の結果が出るのが来年1月頃になるので、まずは本日(8月28日)よりカソデックス(ホルモン剤)の投薬開始。
生き残ることができるのかそうでないのか厳しい状況であること、転移の有無という不確定要素の課題を残し、ひとまず治療がスタートします!
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