ワカメ採り'11
【2011年3月26日・兵庫県明石市】
東日本大震災で大きな被害のあった三陸地方の岩手、宮城では、'09年度の養殖ワカメの生産量は4万8千トンで、全国の約8割を占めています。もちろん養殖業者の被害も大きかったようです。
ワカメは放射性ヨウ素を体の中に取り入れにくくするというちょっと複雑に思える機能も持っているとか。
こちらは明石の天然のワカメです。
海は時として大きな自然のキバをむきますが、めぐみを与えてくれるのも事実です。
この日は、前夜から風が吹き、沢山のワカメが砂浜に打ち上げられたり、波打ち際に漂っており、それらを収穫します。
<収穫したワカメ>
奥に明石海峡大橋と淡路島が見えます。
<メカブ>
メカブとはワカメの根本のヒダの部分で、とろろにしてアツアツのご飯にかけると絶品です。
ワカメの生殖器で、繁殖させる部分なので、栄養素がたくさん入っているとか…。
<帰宅してすぐにベランダに干します>
今日の収穫はバケツ2杯程度。
<こちらは海苔の収穫風景>
ワカメ採りの海岸から見える養殖の海苔の収穫を行う専用の漁船です。
養殖網の下に潜り込んで収穫しますが、冬の作業で大変厳しい仕事です。
兵庫海苔は、生産量は数年前までは全国1位だったのですが、'09年度は全国第2位で約17%を占めているそうです。とても美味しいです。
ちなみに写真の奥数km先が、阪神淡路大震災の震源地です。
わが家の恒例行事となったワカメ採り。
自宅から30分で行ける、ちょっぴりエコな休日でした~。
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