【岐阜県本巣市・標高1,617m・10年5月3日】
岐阜と福井県境にある能郷白山(のうごうはくさん)は、加賀白山を開いた泰澄上人が、加賀白山の山頂からこの山に白山権現の分祀を思いつき、開山し祠を祀ったと伝えられています。
深田久弥が100名山候補に挙げていたようですが、最終的には荒島岳にとなりましたが、200名山には名を連ねております。
個人的には、山容、頂上の雰囲気、懐の深さ、花の豊富さなどで荒島岳より能郷白山がどちらかというと好みです~。
今回は写真の他に、イワウチワ、ショウジョウバカマ、タムシバが満開でした。
ザゼンソウは見つけられませんでしたが、もう少しあとかもしれません。
7月は山頂付近にニッコウキスゲやコバイケイソウなども咲くようですし、紅葉も見応えがあるようです。
<登山口の向かいの山>
ふもとから新緑があがってきている。
残雪は、標高400m位から見受けられる。

<ミヤマキケマン>
華やかな黄色があちこちで満開。

<ヤマハンノキ>


<前山から本峰を望む>
初めての山行では、ここが頂上と思いがちである。
頂上までは一度下り、水平距離もある。急坂の連続の後で精神的に辛いところ。

<山頂より北側を望む>
荒島岳、加賀白山が一望である。

<山頂より南側を望む>
伊吹山が意外と遠くに見える。
山頂部が特徴的な冠山はわからなかった…。

<360度の雄大な景色を独り占めの昼食>
久しぶりのチキンラーメンは、なま卵があれば価値が上がる。
登山中に仕入れたタラの芽と共に…。

<広大な山頂>
とても暖かい日で、大雪原を半袖一枚で歩くのも気持ちの良いもの。

<山頂からのパノラマ写真>
右側は前山。

<荒島岳の勇姿>

<帰路の登山口付近にて>
残照が満足感を増してくれる。

<登山口の「根尾谷の薄墨桜」>
葉桜となり、誰もいない…。

能郷谷林道P9:20→(林道・20分程間違う)→登山口10:20→前山12:00→頂上12:45(昼食)14:00→登山口15:55→能郷谷林道P16:30
登山口は、今回の能郷集落からと2時間弱で登れる温見峠とあるが、この時期の温見峠は積雪と災害による通行止めが続いている。
能郷集落からは、ガイドブックでは登山口まで車で入れたが、当日はゲートがずいぶん手前で閉められており、1時間の林道歩きが必要である。
久しぶりにガッツリの山行で大満足の一日でした~。
最近のコメント